わたしの好きなまちの〇〇

わたしの好きなまちの〇〇 2023.10.25

Galleryそら presents

作家さんの目線で鳥取のまちで見つけた『好き』を、作品でご案内

休日出勤した帰り道、必ず寄るお店がある。それは「gelateria＋×（ジェラテリアタストカケル）」、Y Pub&Hostel隣にあるジェラートとワインの店だ。頑張った自分へのご褒美に、ジェラート＆ワインを楽しもうと、仕事場へはわざわざ歩いて行くほどの気合いのいれよう。

　夕方近くになるとソワソワ…、お客さんが少なそうな時間帯を狙って仕事を切り上げイソイソとお店に向かう。休日の締めくくりに最高のひととき、オーナーとお話しながらいただくジェラート＆ワイン！

ソムリエでもあるオーナーは以前、ホテルレストランで活躍されていたが、昨年の夏にお店をオープン。「自分なりの表現がしたくて」ときいた。確かに、店頭に並ぶジェラートは美しい作品のようにも感じる。

　レギュラーメニューのミルクジェラートをはじめ、旬のフルーツを使ったもの、かなり挑戦的に素材のマリアージュを狙ったもの…。まさに「タストカケル」の名の通りだ。ケース内に彩られる８種類のジェラートは季節とともに目まぐるしく変わり、ぼんやりしていると食べ逃してしまうことがある。

　そんな時「来年この時期に、試してみてね」とオーナー。

　そうだね、今年食べられなかったフレーバーは、もっとバージョンアップして驚きの出合いとなるに違いないからね。とりあえず、休日と言わず、また明日、行くかな。

文・イラストなかむら朋子

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なかむら朋子さんは市内デザイン会社のデザイナーです。一旦仕事を離れると彼女の中のアーティスト魂が爆発！市展や企画展などにも興味があれば参加する楽しい人です。毎年の年賀はがきでは、なかむらさんが自ら著名作家になりきって写真を撮っています。その写真作品が秀逸で、ここまでできるの？！！と感動さえ覚えます。良い感じに力が抜けて「ふふふ」と笑ってしまう、そんな大人な女性のなかむらさんの作品が好きで以前より個展をして欲しいとお願いしていたのですが、今年12月に実現できることとなりました。「自分を昇華させるために作家になりきってみた」というコンセプトの写真と造形作品を展示予定です。